日々

前日からの風邪が抜けない。でも見たかった映画の初日が開けたので見に行く事に。
というわけで「ターミナル」を見に行ってきました。期待度はかなり高め。

ストーリー:トム=ハンクス演じる主人公、ビクター=ナボルスキーはアメリカに観光旅行にやってきた。彼は空港へ到着し、彼の祖国クラコウジアがクーデターにより消滅した事を知る。無国籍人間となった彼はビザとパスポートが無効となり、アメリカへの入国も、祖国への帰還も許されない身となってしまう。そんな彼に与えられた指示は、「ターミナルで待つように」というものだった。彼は待ちつづけた。約束を果たすために。

と、予告編やポスターだけ見ると、まるで壮大な悲劇か感動作の様に感じられたこの映画は、意外にもこころがあったかくなるようなコメディータッチの人間ドラマでした。トム=ハンクス演じるナボルスキーは、不器用だけれど暖かい人柄。役が違うと別な人に見えるトム=ハンクスは今回も健在で、とても英語が母国語の人には見えませんでした。クラコウジアは東ヨーロッパの小国ってことだったんですが、こういうことがわが身に実際に起こったら、と考えると恐ろしいなー、と思いました。言葉もわからない、知り合いもいない、お金も無い、そして自分の国は戦争。自分は日本人で、多分クーデターで政権がひっくりかえることはないけれど、そういう情況で生きていってる人は世界にたくさんいるわけで。そういった環境の人はこの映画で笑えないでしょう。この映画を見て笑える自分の幸福ということに感謝しなくちゃいけないな、とも思いました。

映画を楽しんで買い物して帰宅。クリスマスはケーキを作ろうっと。